このコラムは、ソフトバンク・柳町達選手が月ごとに振り返る形で、自身の技術面、精神面それぞれにおいて“どんな変化=成長があったのか”を、具体的にポイントになった試合も挙げながら書いていく、『2023年シーズンの軌跡』です。試合に臨む中で、どういう意識、どういう考えを持ってやっているのか。「そのとき、そのときの自分の頭の中、胸の内を、いいことも悪いことも書いていけたらなと思っています」(柳町)。


　このコラムは1カ月ごとに振り返って書いていくので、現状とのタイムラグが生じるのですが、今週分を書いている段階でレギュラーシーズンの全日程が終了しました。シーズンを振り返ってというところは今後また、あらためて書かせていただきますが、まずは離脱なくできたことは良かったなと思いますね。

　さて、話は戻って9月ですが、9月は前半がすごく良かったイメージで、後半になっていくにつれて尻すぼみになってしまったかな、と……。8月の最後、屋外球場での試合が続いて少し体調面で厳しかったんですが、それも落ち着いて試合に臨めてはいました。特に何かをしたわけではなくて、9月は5日からPayPayドームでの6連戦があって、そのタイミングで体調も戻ってきた。やっぱり、移動(遠征)が入ってくるとどうしても負担が掛かってきますからね。

　また、これは9月に限らずですが、前半はいいけど後半が良くなかったり、逆に後半になるにつれて良くなっていったりと、1カ月を通じて調子がいい状態というのはなかなか難しいことだなと、あらためて感じました。だから・・・