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荒木大輔のPitching Analysis

ロッテ・佐々木朗希 5回95球で降板した今季初先発 佐々木の“最低限”は7回であってほしい/荒木大輔のPitching Analysis

 

今季初先発で勝利をつかめなかった佐々木[写真=高原由佳]


 今季初先発となった佐々木朗希投手のピッチングでしたが、全体的に球筋は悪くなかったです。状態が良くないときは左打者に対して直球がシュート回転して、外角に抜けることが散見されますが、それも見られませんでした。フォームのバランスもしっかりしていたのでしょう。

 ストレートの平均球速は160キロに迫る佐々木投手。威力抜群のストレートが大きな武器になるのはもちろんですが、あらためてフォークの精度の高さも実感しました。

 例えば3回裏一死満塁で三番・万波中正選手を打席に迎えた場面です。フォーク、ストレートが外角低めに外れてカウント2-0からの3球目。高めからストライクゾーン低めにフォークを落としました。フォークでストライクを奪うと、4球目のストレートも見逃しであっという間に平行カウントに。最後はストレートで空振り三振に仕留めました。

 5回には1点差に迫られ、さらに・・・

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荒木大輔のPitching Analysis

荒木大輔のPitching Analysis

高校時代は甲子園で活躍、プロ入り後は主にヤクルトで現役生活を送り、西武、ヤクルト、日本ハムでコーチを務めた荒木大輔氏が鋭い視線でピッチングを分析する。

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