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ウエスタンリーグ ウィークリーレポート

くふうハヤテ・早川太貴 静岡で続く挑戦「まずは自分のできることから」

 

くふうハヤテの開幕投手を務めた早川太貴。高い修正力も魅力[写真=くふうハヤテ提供]


 新球団のNPB“初”公式戦、“初”代開幕投手。まさに初物づくしのマウンドだった。66年ぶりの新球団による挑戦の一歩目を託された右腕は「これまでにないほどの大きな舞台とたくさんのお客さんの歓声に、力が入ってしまう場面が多かった」と冷静に振り返る。大役を告げられたのは開幕5日前。それでも開幕まで準備の仕方も特に変えず、あくまで冷静にいつもどおりの準備に励んだ。結果はオリックス相手に4回7失点、NPB球団のレベルの高さを痛感させられる苦いデビュー戦となった。

 それでも「まずは自分のできることから」と意識を切り替えた。開幕戦では与四球5と苦しんだ制球への取り組みが2度目の登板となった3月22日の阪神戦(鳴尾浜)で実を結ぶ。阪神打線を7回まで散発3安打5奪三振、与四球は1にとどめて無失点の好投。開幕7戦目にしてチーム初勝利を手にした。「強い真っすぐを生かすために、ゾーンに変化球を投げ込み、カウントを整えられた」と確かな手応えも口にしている。さらに翌週、31日の広島戦(由宇)では9回105球を投げ、7安打6奪三振1四球で自身初完投。2勝目を挙げた。

 23試合を終えた時点でチームの勝利数(5勝)の半数以上にあたる3勝を自らが稼ぎ、勝ち頭となっている早川。ただ・・・

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