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ウエスタンリーグ ウィークリーリポート

くふうハヤテ・大石航 5年ぶりの地元で飛躍を「自分の良さを全力で出していきたい」

 

くふうハヤテ・大石航[©HAYATE]


「大石は今シーズンの投手陣の中でも特に要チェックですよ」──まだ春季キャンプにすら入っていないタイミングだったが、球団関係者や首脳陣へ今季の展望を取材していた際によく耳にした。地元は静岡県の中部に位置する吉田町。藤枝明誠高に進学すると、高校2年の秋にはエースとして同校初となる静岡県大会優勝に貢献した。続く東海大会は準決勝で高橋宏斗(現・中日)を擁する中京大中京高に敗れ、センバツ出場とはならなかったが、チームの快進撃は大きな注目を集めた。大学は地元を離れ福岡県にある日本経済大に進み経験を積むと、昨秋のトライアウトを経てくふうハヤテに入団が決まり、再び静岡に帰ってきた。

 大石の持ち味は緩急をつけて打たせて取るリズムの良い投球だ。直球の最速は143キロながら、得意球とするカーブは90〜100キロ台と実に40キロ前後の球速差となる。ウエスタン初勝利をあげた4月5日のソフトバンク戦(ちゅ〜る)では、6回を75球で1失点にまとめる好投を見せた。NPBの選手を相手に一歩も引かない投球で先発の柱を担う左腕だが・・・

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