レギュラーシーズン最終戦となった9月28日の広島戦(ちゅ〜る)の後、チームを指揮する赤堀監督に話を聞いた。ゼロからチームをつくり上げるところから始まった挑戦は2年目となり、選手たちに求めるものは確実に増えている。そもそも1年ごとに半数近いメンバーが入れ替わるがゆえに、昨季とラインナップはガラッと変わった。その上で2年目を迎えた選手たちには主軸としての自覚を、新加入の選手に対しては2年目のメンバーたちを脅かすような姿勢と結果を求めた今季。

　前者で言うならば倉本寿彦や田中健二朗ら一軍の世界を知るベテランたちはもちろん、仲村来唯也や深草駿哉、西川僚祐などに加え、投手陣では奥田域太や奥田健誠らにチームを引っ張るような取り組みを期待する言葉が序盤から聞かれた。それらは起用した数字にも明確に表れている。一方でレギュラーの固定という面において新戦力のフィットも欠かせなかった。一軍で実績のある鈴木将平を筆頭に・・・