2005年秋の初芝清が見せたのは、正解というより爽快、そして痛快な引退劇だった
19年前の10月17日は、マリーンズが「リーグ優勝」を決めた日だった。プレーオフ最終戦。1位・ホークスとの戦い。当時の規定で勝ったほうがリーグ優勝という、まさに天下分け目の戦い。
私はこの試合における初芝清の話をしたいのだ。初芝──しばしば「ミスター・
ロッテ」と呼ばれた男。このシーズン限りで引退した強打者にして人気選手。
まずは先立つ9月22日、引退セレモニーが行われた千葉でのホークス戦で、6回に代打で出場。しかし結果は足に死球。飛び跳ねるように一塁に向かい、観衆の笑いを誘う。
翌日は仙台に移動、イーグルスとの試合で、引退試合の翌日にもかかわらず、なぜか・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン