【2024年】30試合41安7本18点5盗、打率.336(現地時間4月29日現在)

　またも金字塔を打ち立てた。現地時間4月21日に本拠地、ドジャー・スタジアムで行われたメッツ戦の3回。真ん中に入ってきたスライダーを豪快に振り抜き、右翼席上段にたたき込んだ。松井秀喜氏を抜いて日本人選手最多のメジャー通算176号に到達。電光掲示板に「176」が映し出された中を走った大谷翔平は、8試合ぶりに放った記念の一発に「前回の本塁打から(時間が)掛かってはいたので、早く打ちたいなとは思っていた。安心と喜びがある」と達成感を漂わせた。

　屈強な打者がそろうメジャーで、日本人選手はパワーで劣るとされてきた。29歳と脂の乗っている年齢で早くも樹立した今回の記録は、これまでの常識を覆す意味合いも強かった。日本選手初の本塁打王となった昨季まで、3年連続で30本塁打以上を打った大谷は「個人的には・・・