週刊ベースボールONLINE

山本祐大コラム

山本祐大コラム 第13回 リードの基本について「配球は根拠を持たせる作業が重要で、正解を見つけにいくことが醍醐味です」

 

リードの中心は投手に気持ちよく投げてもらうこと。そのためには信頼関係の構築が必要不可欠となる[写真=大賀章好]


まずは投手最優先


 セ・リーグは阪神が圧倒的な強さで優勝しました。あらためて振り返ってみて今年の阪神は攻撃も守備も、そしてピッチャーも隙がなかった上に、選手の離脱がほとんどなかったことが大きな要因だと思います。それに加えて藤川球児監督の采配もあるのでしょうが、選手一人ひとりが考えて野球をしているように感じました。作戦を含め、何をするべきか、何をしてはいけないかというのを、一番から五番に固定されていた5人(近本光司中野拓夢森下翔太佐藤輝明大山悠輔)が体現していました。クライマックスシリーズのファイナルステージで戦い、勝てるように準備をしていきます。

 また9月11日に甲子園で行われた阪神戦では、ベイスターズファンだけでなく阪神ファンの皆さんからも誕生日を祝っていただき、ありがとうございました。あんなに多くの方に祝っていただくことなんてないので、すごい幸せでした。27歳、これからも頑張っていきます。

 今回はこのコラムの担当編集の方からキャッチャーの大きな仕事である「リード」について触れてほしいというリクエストを受けたので、自分なりのリードの基本をまとめてみます。

 キャッチャーが配球を考える際に考慮することが大きく分けて3つあります。簡単にまとめると・・・

この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

まずは体験!登録後7日間無料

登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。

山本祐大の捕手論 花よりも花を咲かせる土となれ

山本祐大の捕手論 花よりも花を咲かせる土となれ

DeNA・山本祐大がそのときの自分の調子や考えていること、野球に関することからそれ以外のことまでをつづる隔週コラム

関連情報

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング