「ホームランこそプロ野球の華」という人もいる。だが、華々しい豪打とは縁が遠くてもプロ野球選手として生きる武器を持つ者もいる。岡田幸文のプレーもまた、一つの究極のかたちだ。 記録をもたらした“岡田流” 7月31日のロッテ対日本ハム戦(QVCマリン)。67年ぶりの球界記録更新にしては、その瞬間はあっけなく訪れた。…