3年春夏の甲子園に出場し、最速154キロの剛腕を全国舞台で見せつけた。あこがれの選手は松坂大輔で、フォームを参考にしてきた 3巡目、4巡目になっても名前が呼ばれない。テレビ中継を見つめる高田萌生の緊張した顔を、カメラのフラッシュが容赦なく照らす。重苦しい空気に包まれ、待つこと約1時間半。巨人の5位指名に笑…