侍ジャパンが抱えるサウスポー不足という問題を解消するキーマンかもしれない。セ界随一の安定感を発揮している左の竜投の柱は、日の丸を背負う気概も球界屈指である。 文=吉見淳司、写真=井田新輔 大野雄大の自宅にはある一着のユニフォームが飾られている。背番号「22」こそ中日でのものと同様だが、白い下地に紺色…