覚せい近し――。そう思わせるだけの剛球が、谷繁兼任監督のミットに突き刺さっている。昨季のドラフト1位・福谷浩司が、初の開幕一軍。いきなり3月28日の開幕戦(対広島、ナゴヤドーム)で登板機会を与えられた。しかも同点の9回。重圧のかかるマウンドで、福谷は結果を出した。梵を三ゴロ、エルドレッド、堂林を連続三振…