全盛期の藤川球児の真っすぐは「火の玉ストレート」と称された。角度のついた真っすぐは、うなりを上げて打者の手元で浮いてくるようだった。 本人は「ファンの方が三振に関心を持ってくれた時期もありましたからね」と振り返った。その片りんを見せたのは5月30日のロッテ戦(ZOZOマリン)だ。 9回に登場して四番・…