打ってほしいときに打つ。鈴木誠也が7月2日の中日戦[マツダ広島]で放った逆転3ランは、これぞ四番という仕事だった。 一振りで試合を決めた。1点を追う8回一死一、三塁だった。直前に投手が岩瀬から又吉に代わった。初球の内角のワンバウンドを見逃し、2球目。直球1本に絞っていた。並の打者ならファウルになる内角低…