唐川は中継ぎで輝きを取り戻しつつある 8月2日だった。二軍の浦和球場を訪れた井口資仁監督は唐川侑己を呼んだ。部屋にこもった2人はこんな会話を交わしていた。 「試す価値はあるよ」と言った指揮官の提案に、先発通算66勝右腕は「どんな場面でも一軍で投げたいです」と即答した。この瞬間、中継ぎ転向が正式決定した。…