文=大内隆雄 広島・黒田博樹投手は、めでたく日米通算200勝を達成したが、上宮高時代は3番手投手で、ほとんど投げさせてもらえず、野球をやめようかと思ったほど心がメゲたそうな。そんなとき、「東京(の大学)で勝負してみろ」と専大へ送り出してくれたのが、元南海などで活躍した父・一博さんだった。結局、この「勝負」…