子どものころ、プロ野球選手を夢見たことは一度もない。自分のような小さな人間がなれるとは、思ってもいなかったからだ。アマチュア時代は身長の壁に何度も悔しい思いをしてきた。それでもプロの世界へ飛び込み、日本一の胴上げ投手となり、500試合に登板し、現役生活を15年もまっとうした。 取材・構成=牧野正 写真=宮原…