今季でプロ17年目を迎え、シーズン後には39歳になる。プロ野球界でも残り少なくなってきた、「松坂世代」の一人だ。ノーラン・ライアン(元エンゼルスほか)への憧れを貫き、作り上げた独特のフォーム。だが、プロの世界で生き抜いてこられたのは、頑なさとは別の力をそこに加えることができたからにほかならない。故障での「…