何度も、何度も苦難に襲われた。自身の弱さを憂いながら、またその弱さにも救われてきた。もう何も恐れない。ひたすらチームのために腕を振る。 文=島田明(中日スポーツ)、写真=榎本郁也、BBM いくつもの苦難を越えて 「よし、いくよ」。ネックレスを強く握り、そう心で唱える。 自分を守ってくれよ──という願いと、気…