仲間の肩を借りて表彰式に向かった東洋大・中川(右)。東都大学リーグ春秋連覇の喜びと同時に、自身への不甲斐なさから悔し涙も混在していた 春秋連覇――。11月4日、歓喜で沸く東洋大ナインの中で一人、悔し涙を流していた。三塁ベンチ裏で治療を受けていたのは、四番・中川圭太(3年・PL学園)だった。 「優勝はうれし…