高校生とは思えない投球術が光った 高校2年春。16歳のピッチングは、すでに完成されていた。下関商・池永正明。身長は175センチと、さほど上背はないが、運動神経がよく、全身まさにバネだ。 中学で野球を本格的に始め、1年夏からレギュラーとなった。合間に、陸上の大会にも駆り出され、当時の走り高跳び、砲丸投げ…