歴史は勝者のものだという。それはプロ野球も同様かもしれない。ただ我々は、そこに敗者がいて、その敗者たちの姿もまた、雄々しかったことを知っている。 ---- ベンチで待つ長い時間 阪急・高井保弘 ふだん活発に動き回り、あるいは動き回らざるを得ない日常の隙間に、何をするでもない室内の1日は休息になる。ただ、こ…