歴史は勝者のものだという。それはプロ野球も同様かもしれない。ただ我々は、そこに敗者がいて、その敗者たちの姿もまた、雄々しかったことを知っている。 ---- 第4戦で涙、第7戦で笑顔 ヤクルト・川崎憲次郎 1993年の日本シリーズは、80年代から黄金時代を謳歌していた西武と、その80年代は対照的に下位を低迷すること…