歴史は勝者のものだという。それはプロ野球も同様かもしれない。ただ我々は、そこに敗者がいて、その敗者たちの姿もまた、雄々しかったことを知っている。 ---- 756の鈴木、868の神部 ヤクルトの長身右腕・鈴木。77年には14勝をマークした プロ野球の記録というのは不思議なもので、金字塔となる数字が残された瞬間より…