---- 魔球シンカーで打者を翻弄 足立のシンカーは空振りを奪うのではなく、バットの芯を外すものだった 「騒ぐなら、騒げ」 1976年、巨人との日本シリーズ第7戦。阪急先発の足立光宏はそうつぶやいた。巨人は3連敗から逆襲。3連勝でイーブンとしていた。 舞台は敵地・後楽園。巨人を指揮するのは、幾度も奇跡のドラマ…