「神様」と呼ばれた1958年の対巨人の日本シリーズ4連勝の快投から5年。稲尾和久[右]の鉄腕はこの日、明らかに限界を迎えていた[左は中西太兼任監督] 1956~58年にはシリーズ3連覇の絶頂 西鉄ライオンズのエース・稲尾和久が降板を告げられたのは4回表だった。巨人相手にこれまで4点を失っていた稲尾は、先頭打者の池沢義…