
しなやかなピッチングフォームから繰り出されるボールはすべてが一級品。もはや説明不要の日本球界を代表するスターターの1人である
七色の変化球と抜群の制球力で幻惑
150キロのストレートとすべてが高精度を誇る七色の変化球。その持ち球を巧みに駆使し、相手バッターを術中にハメる
金子千尋。自身の著書の中で「思考は時に才能を越える」という言葉を残しているが、まさにそれこそが金子のピッチングスタイルを物語っていると言える。
体も華奢でパワー勝負ができない自分が生き残っていくためにはどうすればいいのか。それをとことん突き詰め、辿り着いた独自の投球スタイル。腕の振り、体の使い方にしてもストレートも変化球もまったく変わらず、さらに同じ球種でもその日の調子や相手バッターによって球速差、曲がりを自在に変えることができる“マウンドのマエストロ”。ランキングは2位だが、この男が球界NO.1の投球術を持つ投手と推す声は多い。
主な獲得タイトル 沢村賞1回(14年)、MVP1回(14年)、最多勝2回(10、14年)、最優秀防御率1回(14年) 金子千尋の年度別成績 投票者&選出理由コメント
松田宣浩 [ソフトバンク] 多彩な変化球を左右高低にちりばめられる。特にチェンジアップの使い方が上手な投手
今宮健太 [ソフトバンク] 特にストライクから・・・
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