2連覇の仕上げは、やはり四番・
李大浩の仕事だった。レフトポール際に大きく舞い上がった打球は、ポールを巻きながらスタンドに飛び込んだ。
「打ったのはカットボール。文句なしの当たり、切れるかどうかだけでした」

4回一死三塁で李大浩が放った打球は左翼ポール上へ

李大浩は入った、石川は切れたとゼスチャー
2ボール1ストライクとバッティングカウントからしっかりと叩いた。ホームイン後、
ヤクルト・
真中満監督がアピールしビデオ判定となった、約10分間、ベンチの最前列に座り、じっと判定を待った。そして下された判定はやはり「ホームラン」。全員から手荒い祝福を受け、顔はクチャクチャになった。

左翼線審の右腕は回ったが……慎重を期して日本シリーズ初のビデオ判定に。結果、本塁打が認められ(写真下)先制の2点がソフトバンクに入った
今季、
工藤公康監督体制になってから、不動の四番は
内川聖一が務め上げた・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン