今季、34本塁打をマークして本塁打王に輝いた西武・中村剛也を目標の存在だと話すオリックス・糸井嘉男。そんな糸井が質問をぶつけるのは、天才的なミートセンスを持つあの選手だ。 あれだけヒットを打てるのは内川以外にいない どうすればあんなふうにとらえられるんやろう?
おおっ! おかわり君(
中村剛也)からメッセージですか。うれしいですね。何を考えながらプレーしているかって? うーん、激しく動くことかな(笑)。あとは何だろう……。楽しくプレーして、やっぱり激しく動く!
おかわり君と言ったら、何と言ってもパワフルなバッティング。あれだけの確率でホームランを打てる選手はほかにいないので、本当にすごいと思います。しかも、誰にもマネできない打ち方ですよね。だから、僕の目標はおかわり君。おかわり君になりたいです!(笑)。
僕が次にバトンを渡すのは、
ソフトバンクの内川(聖一)選手です。この間の日米野球のときも結構しゃべりましたよ。僕が33歳で内川選手が32歳と、年齢が近いので、侍ジャパンの中では長老仲間ですね。12球団の中で、あれだけヒットを打てる選手は内川選手以外にいないと思います。バットコントロールもうまいですよね。見ていて常に芯でボールをとらえている印象です。どうやったら、あんなふうにボールをとらえられるんやろう?
糸井嘉男●いとい・よしお 1981年7月31日。33歳。右投左打。187cm88㎏。生年月日1982年8月4日。京都府出身。宮津高-近大-日本ハム04自-オリックス13年。今季、初の首位打者に。