昔の国際試合のほとんどはアメリカのチームばかりやった

韓国戦に勝ち、メキシコ戦ではサヨナラ勝ち。各チームのエース級ばかりやし、監督は悩むよなあ。でもやはり日本は強いで
新監督もすべて決まり、球界はいま秋季キャンプの真っ最中だ。新監督の始動であり、どういうチーム作りをしていくのか……。そういった興味が尽きない期間に入っているが、一方で注目されているのが「プレミア12」である。原稿を書いている今は、その1次ラウンドが行われ、侍ジャパンの戦いぶりに、ファンは熱い視線を送っている。
こういう世界規模の大会は、やはりいいものだ。ジャパンの代表……となれば、自然にテンションは高くなり、世界一を目指して、選ばれた選手は熱く戦う。こういう姿を見ると、本当にワクワクするよな。
オレらの若い時代には、こういうイベントはなかった。WBCとかオリンピックとかはなく、オレが対戦したのは、ほとんどアメリカのチームとの親善試合とかだったわ。中学生のとき、オール関西の代表に選ばれ、グアムに遠征したのが国際試合のスタートやったけど、本格的に戦ったのは大学時代やったわ。早稲田大が単独チームでアメリカに遠征に行ったのが大学3年の春やった。相手は全米1位になったアリゾナ州立大で、そら強かった。このときのアリゾナは1チームでなんと19人の選手がメジャー・リーグのドラフトにかかった……というから、力のほどが分かるやろ。その中でスバ抜けてすごかったのは
ボブ・ホーナーやった。その後、
ヤクルトにやってきたホーナーの若い時代。とにかくスイングスピードが半端なくすごかった。軽く当てただけで、ボールはピンポン球のように、飛んでいったもんな。さすがに、あれにはド肝を抜かれた。
それと大学3、4年生のときに全米大学チームとの試合があり、まず3年のときは日本が4勝3敗で勝ち越したわけよ。クリーンアップは以前にも書いたけど、三番・
原辰徳(前
巨人監督)、四番・
岡田彰布、五番・
小川淳司(前ヤクルト監督)。そして投手は・・・
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