14年ぶりの優勝は当然、ヤクルトファンも待ち望んでいたものだ。ロックバンド「クリープハイプ」のボーカル、尾崎世界観さんもそのうちの一人。小学生のころから20年以上、ヤクルトを応援し続けている尾崎さんが語る2015年のスワローズ―― 久古投手がピンチを切り抜けて、優勝を確信した

9月27日の巨人戦[東京ドーム]に勝利して、優勝を確信したという
ヤクルトスワローズ、14年ぶりの優勝おめでとうございます。
雄平選手の打球がライト線を抜けていく瞬間のスタンドの盛り上がりが、少年時代によく見ていた感じで懐かしくてうれしくなりました。
9月半ばに神宮からの帰りの電車で、知らないサラリーマンのおじさんに「今日勝ちましたか?」と聞かれて「勝ちましたよ」と答えたら、うつむいて何度もガッツポーズをしていてうれしくなりました。そして、何としても優勝してほしいと思いました。
今年、僕が優勝を確信したのは9月27日の巨人戦(東京ドーム)で勝利を得たときでした。その前まではなかなか確信が持てなくて。やっぱり、2011年のトラウマがありました。同年、一時は2位の
中日に8ゲーム差をつけながら、9月に入って中日に勝てなくて優勝をさらわれました。そのときも北陸遠征が雨で中止になって、9月にナゴヤドームの試合が組み込まれたんです。今年も巨人との富山での試合が雨で流れ、10月4日、東京ドームでの試合に振り替えられて。「4年前と同じだ」と思って、嫌な予感が漂ったんです・・・
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