スポーツ競技において、勝敗を決める重要な役割を任されているのが審判。NPBの審判員なら誰もが目指す最高峰の舞台に、今年初めて立ったのが深谷篤審判員だ。愛工大名電高、法大、三菱自動車岡崎でプレーし、プロも目指したという深谷審判員に、初めての日本シリーズを振り返ってもらった。 
第4戦では球審を務めた。秋山監督、和田監督に挟まれて記念写真に収まる深谷審判員
――多くのファンが注目する日本シリーズということで、普段のゲームとは違った雰囲気があると思います。
深谷 セレモニーがあったり、マスコミの数が多かったり、そういう意味で雰囲気は違いますが、グラウンドに入ってしまえばいつもと変わりませんね。同じルールで野球をするだけ。確かに緊張はしますけど、普段も緊張感を持ってジャッジしているので差はありません。大きい舞台ではありますが、普段の仕事を評価されてここにいるので、普段どおり自分の仕事に集中する、それだけです。
――審判歴16年、今回が初めての日本シリーズでした。
深谷 日本シリーズは誰もが目指す舞台です。年間を通していい仕事ができなければ、この場に立つことはできませんから、シーズンを通しての緊張感というのは、かなりありますね。失敗が多ければ出させてもらえないですし、途中で外されてしまうこともあります。第4戦では日本シリーズで初めて球審を務めました。しかも・・・
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