週刊ベースボールONLINE

高校1&2年生を青田買い!近未来ドラフト候補を探せ!!

2016年が楽しみな好投手 高橋昂也、山崎颯一郎、草海光貴

  3

高橋昂也[花咲徳栄2年/投手]
夏を経験し大人の投手に――。


たかはし・こうや●1998年9月27日生まれ。埼玉県出身。179㎝81㎏。左投左打。栗橋東中では久喜シニアに所属。花咲徳栄では1年秋に背番号1を背負い、翌春は背番号10で公式戦全試合に完投で埼玉8強。今夏はリリーフで全国8強に貢献した。



高橋昂也 15年夏の甲子園成績


 この夏、2年生の中で最も評価を上げた投手だ。甲子園では3試合すべてに救援登板。8イニングを投げて2失点(自責は1)だった。 甲子園で記録したストレートの最速は145キロ。それも、準々決勝の東海大相模戦。二死二、三塁のピンチからマークしたものだった。優勝した東海大相模の四番・豊田寛から奪ったアウトローに決めたストレートは、スピード、キレ、コントロールのすべてがそろった絶品の球だった。

 ストレートのほか、カーブ、スライダー、フォークを武器としている。「(145キロは)自分でも驚きました。甲子園という舞台があんなすごい球を投げさせてくれたのだと思う」

 もともと、口数が多いタイプの投手ではない。表情もポーカーフェースではある。しかし、試合を重ねるにつれ、言葉に厚みが出てきたのは高橋に感じる力があるからだろう。

 最後は東海大相模のエース・小笠原慎之介と直接対決。この経験も大きいはずだ。「小笠原さんは大人のピッチングをされていました。この夏は救援ばかりだったけど、これからは長いイニングを投げることができて、勝てるピッチャーになりたい」

取材・文=氏原英明 写真=早浪章弘

山崎颯一郎[敦賀気比2年/投手]
センバツV右腕の背中を追う


やまざき・そういちろう●1998年6月15日生まれ。石川県出身。188㎝80㎏。右投右打。山代中では加賀ボーイズに所属し、3年夏に日本代表に選出された。敦賀気比では1年春から公式戦出場。秋には2番手投手で神宮大会8強、翌春センバツ制覇を経験。



山崎颯一郎 15年夏の甲子園成績


 春連覇へとつなげる29球だった・・・

この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

まずは体験!登録後7日間無料

登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。

この記事はいかがでしたか?

特集記事

特集記事

著名選手から知る人ぞ知る選手まで多様なラインナップでお届けするインビューや対談、掘り下げ記事。

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング