
巨人・川上哲治監督は、すべてを分かった上で“哲のカーテン”をしいたのだ
「ジャーナリストにとってありそうなことはすべて真実である」
「もしジャーナリズムが存在していないなら、まちがってもこれを発明してはならない」
これはバルザックの『ジャーナリストの生理学』(鹿島茂訳、講談社学術文庫)からの引用だが、「人間喜劇」を書き続けたフランスの大作家も、ジャーナリズムとは、はなはだ相性が悪かったようで(というより、自らもその世界に身を投じて失敗を繰り返したから)、このようなジャーナリズムとそこに生棲するジャーナリストたちをこきおろし、断罪する書物を書いたのだろう。
しかし、訳者の鹿島茂さんは・・・
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