小早川毅彦、野村弘樹、立浪和義、今岡誠、宮本慎也、桑田真澄、清原和博……。PL学園からはプロ野球の舞台でも活躍する数々の名選手が誕生した。もちろん現役選手にも多くのPL出身者がいるが、その中から楽天・松井稼頭央、阪神・福留孝介、ロッテ・今江敏晃、広島・前田健太に色褪せることのない青春時代の記憶と甲子園出場を目指し、練習に励む後輩たちへの激励メッセージを語ってもらった。 楽天・松井稼頭央
『PLでの3年間はすごい財産』 野球はもちろんのこと、上下関係や社会に出て役立つことを学ばせてもらった。今振り返ると、PLでの3年間はすごい財産。自分の思うようにいかないことがあったときに、どう耐えるのか、どう乗り越えるのか。いろんな面で鍛えられたね。つらかった練習かあ。冬の練習かな。高校時代は投手だから、長距離と中距離を走ることばっかり。もう馬のように走ってたね。冬期練習の1日目が終わった翌日は、筋肉痛がひどくて階段を下りられなかった。壁に手をつきながら支えにして、歩いたよね。一冬越した春には精神的、肉体的に強くなったのを実感する。
うれしかったのは、何よりあのPLのユニフォームを着られること。公式戦、甲子園用のユニフォームは練習試合用より、良い生地で刺繍もかっこいいんよね。あれは特別だった。今、PLで頑張っている選手はきっとPLが好きで入ったと思う。だから精いっぱいやってほしい。その姿を見て、またPLに入りたいと思う子たちが出てくるかもしれない。OBとしてはPLが復活して、甲子園で頑張る後輩たちを応援に行きたいね。
阪神・福留孝介
『1時間以上キャッチボールをした』 高校時代の楽しかった記憶か……。まったくないですね(笑)
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