栗山監督は評論家時代に選手に対する接し方をしっかり学んでいたようだ
パ・リーグは
日本ハムが優勝しましたが、日本ハムにおめでとうを言う前に、オレは
西武の最後の戦いにガッカリしちゃった。十分以上に引っくり返すチャンスがあったのに(残り試合が多いし、直接対決が2試合)、その直接対決に連敗しちゃうんだから世話はない。
2010年に残り6試合で3.5ゲーム差でしたかね、これを
ソフトバンクに引っくり返された時、オレは「ライオンズの伝統なんて、もう言うもオロカになっちゃったんだなあ」と暗~い気持ちになりましたが、今度は、その裏返しで追い越せるのに追い越せない。08年の日本一からまだ4年しかたってないのに、まるで別のチームになってしまった。OBとしてキツイひと言を言わせてもらえば「西武に男はおらんのか!」ですよ、マッタク。
だってね、日本ハムはダルビッシュ(レンジャーズ)がメジャーへ行ったでしょう。ソフトバンクは3人の主力投手が出て行った。こういうハンディがなくスタートできたのが西武、それなのにこれだもんねえ。片岡や栗山のリタイアはV逸の言い訳にはならんよ。
オッサンの西口がポンポンポンと勝った時は、「いいお手本がいる。西武はいいぞ」と喜んだのですが、彼が理由は分からんけどピッチングに根気をなくしちゃって勝てなくなった時からつまらなくなっちゃった(もうちょっと頑張ってくれよな)。で、もう西武の試合に食欲がわかなくなった。
10月2日の
ロッテ戦(西武ドーム)で3対5で敗れ、日本ハムのVが決まったのですが、この試合、せっかく追いつきながらまた離されての敗戦。おかわり君(中村)が特大ホームランを打っても勝てないところに今シーズンの西武が象徴されていました。
西武にかかずらわりすぎましたが、日本ハムに移りますと、前にも書いたけど、やっぱりチームが大人でしたね。栗山監督が斎藤佑を開幕戦の先発に持ってくるということをやっても、選手たちは、自分の仕事をすればいいと、落ち着いていた(栗山監督は当然開幕投手のはずの
武田勝に、かなりていねいに釈明、弁解したそうです。オレがあの時に書いた通りになったじゃないですか。
でも、選手とコミュニケーションを取るという意味では結果オーライとなったようです)。恐らくね、栗山監督は日本ハムの選手たちの戦い方を見ていて・・・
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