『投打に圧倒的な力を誇った王者ソフトバンク。現場、フロントが一体となった組織の勝利でもある』
今季90勝を挙げ、2位・
日本ハムに12ゲームの大差をつけて連覇を果たした
ソフトバンクですが、これは現場の力はもちろん、フロントの勝利であるとも言えるでしょう。例えば外国人選手。ソフトバンクには今季7人の助っ人が在籍していましたが
バンデンハーク、
スタンリッジ、
サファテ、バリオス、
李大浩ら5人が一軍戦力としてしっかりと働きました。他チーム、例えば
楽天は9人の外国人選手が在籍していましたが、ほとんど働いていません。日本球界にフィットする外国人選手をしっかり連れてくる。ソフトバンクの編成部の眼力が優れていた証しでしょう。

圧倒的な戦力で優勝を果たしたソフトバンク
投打の戦力層の厚さも大きなアドバンテージとなりましたが、打線では三~六番と強固な幹が固定され、一、二番など枝葉はそのときの選手の状態を見ながら使い分ける形が盤石。太い幹があるので戦いは安定します。そのなかでも三番に
柳田悠岐を置いたのが大きい。昨年までの三番・
内川聖一、四番・李大浩の並びだと初回、一、二番が凡退して内川が出塁したとしても何も仕掛けることができません。しかし、今年の場合、二死から柳田が生きれば足もあるので、いろいろな作戦が取れる。三番・柳田、四番・内川、五番・李大浩、六番・
松田宣浩といった並びは相手にとって脅威だったでしょう。
2位の
日本ハムは何と言っても
大谷翔平の力が大きかった。貯金10を稼いだ若き右腕。スーパーエースが一人いれば、チームにとって大きな安心感となります。それと・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン