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特集・2015年プロ野球総括
日本ハム・先発陣のコマ不足で失速

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143試合79勝62敗2分、勝率.560 @ホーム:42勝30敗、ビジター:37勝32敗2分、交流戦:11勝6敗1分 勝率.647 2位


投手力


 エースの大谷翔平が開幕7連勝を含む15勝5敗と期待に応える活躍ぶりだった。さらに、12年にMVPを獲得後は調子を落としていた吉川光夫が復活、メンドーサと先発陣の軸としてシーズンを通して活躍した。8勝を挙げて新人王に輝いた有原航平の働きも見逃せない。ただ、14年に台頭した上沢直之中村勝浦野博司が不本意な成績に終わったのは誤算。人員が足りず、さまざまな選手を先発で試さなければならなかった。

 リリーフ陣は顔ぶれが少し変わったものの、安定感を誇った。谷元圭介は場面を問わず貴重な働きで勝利につなげ、宮西尚生はヒザの痛みにこらえながら奮闘。白村明弘が安定感あるピッチングでセットアッパーに定着するという大きなプラスがあった。彼らが守護神の増井浩俊につなぐパターンで、多くの勝利を積み重ねた。

 外国人ではガラテが上々の結果を残したが、シーズン途中に退団。昨季は大活躍だったクロッタ、シーズン途中加入で期待を背負った、ライブリーが救援失敗を繰り返したのは大きな誤算だった。

攻撃力

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