大学生は秋季リーグ戦が終盤に差し掛かり、同シーズンが終われば、3年生は最上級生になる。2024年ドラフトは明大・宗山塁が「超目玉」と言われているが、プロを目指す選手は「3年秋が勝負」と言われており、1球に全力を込めている。来年も大学生が中心のスカウト戦線となりそうな予感だ。 写真=太田裕史 
1年春から愛知大学リーグで存在感を示してきた。最終学年は全国舞台で快投を見せたいところだ
地元では名の知れた存在
甲子園とは無縁の公立校出身ながら、来年のドラフト戦線を騒がす実力を秘めた投手が愛知工大にいる。最速154キロ右腕・
中村優斗が身長176cmから、ゆったりしたフォームで投じる真っすぐは威力抜群。平均球速はプロの先発でもトップクラスの150キロ台。早くも来年の「ドラフト1位候補」との声も聞かれる右腕は「大学に入ってからの数年間で、目指すところが変わってきた」と、プロの世界を目標に大学で腕を磨く。
高校2年までは大学で野球を続けることすら考えていなかった。諫早農高では「自分以外のクラスメートは皆、市役所や県庁、国家公務員になるような学校でした。だから・・・
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