やはり、このチームに、この男は必要だったのだ。春季キャンプで日に日に増していく存在感。背番号25が持つ魅力は、豪快なスイングだけではない。 写真=湯浅芳昭 
チームが欲していた右の大砲は、入団会見で「目の前の一つひとつの行動、言動を自覚持ってすること」と語っていた
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雨の上がった宮崎で己の価値を証明してみせた。春季キャンプ第1クール3日目の2月3日。1日のキャンプインから雨のため室内練習場での調整が続いていたが、
山川穂高がようやく屋外でフリー打撃を行った。46スイング中、4連発を含む13本のサク越え。推定飛距離130メートルの特大弾も飛び出した。本塁打王を3度も獲得した生粋のアーチストが描く放物線は、彼を取り巻く“空気”をも変えていく。
山川は「しっかり打てたと思います。(歓声は)すごくうれしいし、久しぶりに多くの人の前で打てたので楽しかった。早く(チームに)慣れていきたいし、引き続きしっかり応援してもらえるよう頑張りたいです」とホッとした表情も浮かべた。後日、この日は・・・
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