侍ジャパントップチームは3月6、7日と欧州代表との強化試合(京セラドーム)を行った。指揮を執る井端弘和監督は大学生4人を招集。明大・宗山はケガのため欠場となったが、3選手は世界舞台で躍動。4人ともドラフト1位の評価を有力としたと言っていいだろう。 写真=BBM 
金丸夢斗[関大]
投手/177cm77kg/左投左打/神港橘高[兵庫]出身
欧州代表との第2戦。先発を任された153キロ左腕・金丸夢斗は、国際試合ならではの緊張感の中でも、本来の実力を発揮。2回を投げ、打者6人に無安打、4奪三振と圧倒した。井端弘和監督は言う。
「経験したことのない舞台でも(自分を)見失わずに、自分の投球ができた。ボールのキレもいいし、一番はコントロール。コンビネーションを大事にする投手で、カウント不利でもストレートや変化球でファウルを打たせることができるし、追い込んだら、どのボールも勝負球になる。大学生でこのような投球スタイルができるのは、素晴らしいの一言」
3月17日には慶大とのオープン戦(関大グラウンド)に先発した。試合前から冷たい雨が降り、厳しいコンディションであったが、5回5安打無失点。最速149キロのストレートは、指のかかりが良く、伸びが抜群だった。この日はカーブを封印。スライダー、チェンジアップ、得意のスプリットで的を絞らせなかった。
「昨年の日本一チーム(慶大は明治神宮大会優勝)にどこまで通用するか、証明できた。真っすぐで抑えられたのは良かった」(金丸)
慶大を率いるのは・・・
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