ここからは時代をさかのぼって、それぞれの球団の本拠地球場の歴史を見ていく。中には今はなき球場も。写真とともに思い出の名シーンもよみがえってくる。 ※近鉄を除く球団の掲載順は球団創立日順。フランチャイズ制が明文化されたのは1952年から。「歴代本拠地」の球場名は、正式名称。改称は含むが、命名権による名称変更は含まない 【セ・リーグ編】はこちら <1936年1月23日創立>オリックス・バファローズ
【歴代本拠地球場】 宝塚球場[1936]→阪急西宮球場[37~90]→神戸総合運動公園野球場[91~2007]→大阪ドーム[05~]

阪急西宮球場
内野席の収容人員を増やすため、日本初の2階席を設置。内野は天然芝と、シカゴのリグレー・フィールドなど当時のMLBの球場を参考に設計された
阪急軍として発足した1936年は宝塚球場を本拠に構え、翌37年には同年に完成した阪急西宮球場へ移転。日本初の2階席を設置し、外観はホテルのような佇まいとモダンな造りで、53年には後楽園、神宮に次ぐ3番目となるナイター照明設備が整うと、60年に設置されたラッキーゾーンの中にはブルペンが設けられ、66年にはパネル式のスコアボード・スクリーンが完成と日本の最先端を行った。

阪急西宮球場
前年に叶わなかった地元Vでリーグ連覇を遂げた1968年。ファンもなだれ込み、多くの人の手で西本幸雄監督を胴上げ
オリックス・ブレーブスからブルーウェーブとなった91年に神戸総合運動公園野球場に移転し、近鉄と合併した2005年からは大阪ドームへ。合併から3年間は神戸とのWフランチャイズ制が認められたが、08年以降の神戸は準本拠地としながら毎年公式戦を開催している。
<1938年2月22日創立>福岡ソフトバンクホークス
【歴代本拠地球場】 堺大浜球場[1938]→中百舌鳥球場[39~47]→甲子園球場[48~49]→大阪スタヂアム[50~88]→平和台野球場[89~92]→福岡ドーム[93~]
グラウンドの立地条件、収容人数などの関係で中百舌鳥球場を本拠地としていた時代も、関西での公式戦は主に
阪神甲子園球場と阪急西宮球場で開催されていた。球団が自分たちの“居場所”を確立したのは・・・
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