プロ野球ファンにとっては待ちに待った球春到来。間もなく12球団の春季キャンプが始まる。長いシーズンを勝ち抜くためにも勝負の1カ月だ。ここでは各球団のキャンプ地を紹介するとともに、テーマや見どころを紹介していこう。 
最大10人が一度に投球できる大型ブルペンの熱はより増しそうだ
ココがポイント! 【1】エースの穴を埋めるのは 【2】天才打者は猫をかぶる!? 【3】多士済々の若手野手 例年以上に熱を増すだろう。理由は空いた枠を狙う競争意識にある。
山本由伸、
山崎福也が移籍して先発ローテ争いは激化。
宮城大弥、
山下舜平大を筆頭に、先発転向が濃厚な
山岡泰輔、
小木田敦也らの鼻息は荒い。最大10人が同時投球できる大型ブルペンではハイレベルな投球を間近で見られる絶好のチャンス。リリース直後の投手の声や捕球音など、耳でも熱のこもった投球を堪能できる。新戦力でも
吉田輝星、
鈴木博志の移籍加入の両右腕、野手ではFA加入した天才打者と称される
西川龍馬がどうのようにチームに馴染むかも見逃せない。
有望若手野手もズラリ。
来田涼斗、
元謙太の高卒4年目コンビに、同3年目の
池田陵真、高卒ドライチの
横山聖哉らも同時チェックできるのが“全ナイン同時キャンプ”の醍醐味だ。3勤1休を基本とし、足を運ぶファンを考慮して土日に練習日をあてるため、キャンプインは2月2日。熱視線も力にリーグ4連覇&日本一奪還へスタートを切る。
【B担選定! 要注目プレーヤー】内藤鵬
大化けの予感も漂う。高卒1年目の昨季、ファームの試合で一塁手と交錯する不慮の故障で離脱した分、今季はエンジン全開。持ち前の長打力を生かして一軍の主力を脅かす存在へ。サク越え連発のフリー打撃も見応え十分と、19歳が今春の話題をさらっても不思議ではない。
キャンプ地・スケジュール
キャンプ地 Aグループ・清武総合運動公園 SOKKEN スタジアム(宮崎・宮崎市清武)
Bグループ・清武総合運動公園清武第2野球場(宮崎・宮崎市清武)
キャンプスケジュール 
注※スケジュールはすべて1月21日時点[予定は変更になる場合あり]。「主なキャンプスケジュール」の練試=練習試合、OP戦=オープン戦、球春BG=2024球春宮崎ベースボールゲームズ