
来季は1年を通して勝利に貢献することを誓う湯浅
来シーズンのフル回転を誓ったのは
湯浅京己だ。
「シーズンを通してチームの力になれるように、自分のことをしっかりとやっていきたいです」
今季は15試合登板で0勝2敗8セーブにとどまった。春先の第5回WBCにも出場したが、シーズンでは故障も重なって力を発揮できなかった。
「今年は良いことも、悪いことも経験してきたので、これを次に生かさないといけないと思っています」
6月15日の
オリックス戦(甲子園)では9回に
頓宮裕真、
杉本裕太郎に被弾した。
岡田彰布監督も「もう投げさせられない」と二軍行きを決断。それがレギュラーシーズンの最終登板になった。
右前腕、左脇腹筋挫傷の故障もあって、ファームでの調整が続いた。「疲れていても、いいフォーム、力感で投げられるように」とチェックを続けた。
オリックスとの日本シリーズで復帰登板。来季に向けた足掛かりをつかんだようだった。シーズンオフの岡田監督も「新しい戦力は湯浅やろ」と期待を寄せる。
和田豊二軍監督が「もっとやることが多いということだ」と語ったように故障しない体づくりは、この世界で長く活躍するための最大条件だろう。
球団はクローザー候補の新外国人ハビー・ゲラを補強し、若手ピッチャーとの競争もある。湯浅も「いろんな面で丈夫な体をつくりたい」と意気込んでいる。
写真=BBM