
今夏の都市対抗はヤマハとの準決勝で敗退。黄獅子旗を受け取り、応援スタンドに感謝を込めてあいさつした[写真=矢野寿明]
厳しさ前面にチーム強化の結実
「あのときは『キャプテンになるか、ユニフォームを脱ぐか』というところまで迫りました」
王子(春日井市)が大きな決意を持ってチームの改革に取り組み始めたのは、昨年の都市対抗東海地区二次予選で敗退した直後のことだ。湯浅貴博監督(享栄高)は宝島史貴(愛知学院大)を呼び出し、主将に指名。
王子は3年連続で都市対抗の出場を逃し、しかも昨年は東海地区に所属する11の企業チームの中で最も早い脱落であり、危機感に包まれていた。「もともとはユニークな方なんです」(宝島主将)という湯浅監督は、グラウンドで笑顔を見せず、変革への強い意志を示す一方で・・・
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