
22年の日本選手権を制し、23年は都市対抗制覇。3大会連続Vがかかった日本選手権は2回戦で惜しくも敗退した[写真=松村真行]
「通過点」が浸透する日本一の集団
トヨタ自動車が狙った秋夏秋3連覇の偉業は、達成ならなかった。
2023年の社会人日本選手権2回戦、ベスト8をかけた試合で、トヨタ自動車とホンダ熊本が激突した。9回までに層の厚いトヨタ自動車の投手陣が9三振を奪えば、ホンダ熊本の強力打線は3本塁打を放った。互いに持ち味を発揮したぶつかり合いは、4対4で延長に突入。タイブレークでも1イニングでは決着がつかず、2イニング目も紙一重の攻防が続き、最終スコアは8対7。トヨタ自動車の懸命の追い上げも、わずかに届かなかった。
藤原航平監督(中大)は言った。
「お互い強みを出し合う試合で、選手はやってきたことを存分に出し切ってくれました。ホームランも、打ったバッターを褒めるべきかな、と思うんです。何が悪かったというのはなかったと思っているので、ホンダ熊本さんの打線が・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン