
2023年の社会人日本選手権1回戦では日本新薬に勝利。この初戦突破が持つ意味は大きかった[写真=宮原和也]
所属する選手は決して全員がエリート街道を歩んだわけではない。信越硬式野球クラブには独立リーグやほかのクラブチームから移籍してくる選手も多く、2023年は移籍組が4人で新人が5人加入した。選手22人中9人が新顔だった。さまざまなバックグラウンドを持つ選手たちが、働く会社もまちまちで、練習時間は限られる。そんなチームが一つにまとまるまでには時間を要した。
都市対抗北信越二次予選ではバイタルネットとの代表決定戦まで勝ち上がるも、本戦出場はならず。あと1勝と言えば聞こえはいいが、スコアは0対10の7回
コールド負けだった。大きなチャンスを逃した選手たちは長時間のミーティングを開き、互いの思いをぶつけ合った。たまっていた不満を吐き出しお互いの考えも理解、バラバラの方向を向いていたチームのベクトルがようやく一致した。基本的に・・・
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