
立大時代は外野手。3年春に左打者に転向した努力家だ[写真=桜井ひとし]
1909年創部の母校・立大を指揮する木村泰雄監督は昨年2月の野球部OB会で「次期監督」の推薦を受けた。大学からの承認を経て、秋のシーズン後、新監督に就任する流れができていた。溝口智成前監督からの「引き継ぎ期間」として、昨年6月にコーチ就任。秋はベンチ入りし、選手掌握に努めるはずだった。ところが、開幕から2カードを終え、明大戦を控えた直前に、一部報道により、野球部員の複数の問題行為(口頭の指導に追われた。学生たちは13日に集合し、今後の野球部の方針についてミーティングを重ねた。まさしく大変革。
昨秋の明大戦でゲームキャプテンを務めた新主将・田中祥都(4年・仙台育英高)は「信頼を取り戻す行動をしたい」と、チームスローガンを「結束」とした。野球以前の取り組みに着手。グラウンド、合宿所がある新座市周辺の清掃活動など、足元から見つめ直してきた。「地域から応援される野球部」を目指したのである。木村監督は・・・
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