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石田雄太の閃球眼

石田雄太コラム「プレーするだけで空気が変わる。そんな選手がいるのだから」

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残す数字だけでなく誰もがポジティブになる雰囲気を醸し出すフリオ・ロドリゲスの存在がマリナーズを強くした[写真=Getty Images]


 今シーズンもマリナーズがヒリヒリする9月を味わっている。昨シーズン、21年ぶりのポストシーズン進出を果たしたマリナーズにシアトルの野球好きは歓喜した。地区シリーズでアストロズに敗れたものの、今シーズンも堂々たる戦いぶりを披露。6月まで黒星先行ながら7月が17勝9敗、8月は21勝6敗の快進撃で、9月をア・リーグ西地区の単独首位で迎えた。その後、失速してしまったが、2年連続ポストシーズン進出を目指して今年もシアトルの野球好きをドギマギさせている。

 長年、低迷を続けていたマリナーズが強くなったのはなぜか――答えはひとつではないだろうが、あえて「なぜ勝てるようになったのか」という疑問を、マリナーズでスタッフとしてチームを見続けているイチローの通訳、アラン・ターナーさんにぶつけてみた。するとアランさんはこう即答した。

「それはもちろん・・・

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石田雄太の閃球眼

石田雄太の閃球眼

ベースボールライター。1964年生まれ。名古屋市立菊里高等学校、青山学院大卒。NHKディレクターを経て独立。フリーランスの野球記者として綴った著書に『イチロー・インタビューズ激闘の軌跡2000-2019』『大谷翔平 野球翔年』『平成野球30年の30人』などがある。

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