ベースボールゼミナール

右投げ左打ちで調子がイマイチ……。両打ちに挑戦はあり？／元西武・平野謙に聞く

2023年10月19日(木) 11:00 1

読者からの質問にプロフェッショナルが答える「ベースボールゼミナール」。今回は打者編。回答者はゴールデン・グラブ賞に9度輝いた名手、元西武ほかの平野謙氏だ。

Q.僕は右投げ左打ちです。ただ調子がイマイチで……、両打ちに挑戦しようかと思っています。両打ちだった平野さんから見て、この選択はありでしょうか？(東京都・16歳)

癖のない左打席が“打撃の神様”川上哲治氏[元巨人]から評価された平野氏の打撃フォーム

A.逆の体の使い方をすることは体のバランスを良くし、もともとの打撃フォームにおける改善点も見つけやすくなる

　結論から言えば、やってみることをおすすめします。もし完全なスイッチヒッターになれなかったとしても、財産となることがたくさんありますから。

　そもそも私が両打ちに挑戦したのは、右打席で打てなくなったから。足も速いほうでしたし、左打席ならセーフティーバントも決まりやすい。だから・・・